廃車にすると戻ってくるお金!税金や保険料の還付手続きについて

車を廃車にする際、忘れないように気をつけたいのが税金と保険料の還付手続きです。車における税金や保険料は、先払いが一般的です。そのため、廃車手続きを行うことで、残りの有効期限に応じて返金してもらえます。

ただし、勝手に戻ってくるわけではありません。自分で手続きを行わないと、還付されるお金も無効になってしまいます。ですから、廃車にするときは必ず還付手続きも行いましょう。

このページでは、廃車時の還付手続きについて解説します。

自動車税の返金を受ける方法

車の所有者(使用者)は、毎年4月1日時点で自動車税の納税義務が生じます。廃車にする場合は、廃車手続きを行った翌月から3月までの自動車税が月割り計算されて返ってきます。

たとえば、8月に廃車手続きを行った場合は、9~3月の7ヵ月分の自動車税が還付されます。ただし、3月に廃車手続きを行った場合は残り1ヵ月を切っているため、自動車税は還付されません。また、軽自動車はそもそも金額が安いため、廃車にしても軽自動車税は還付されません

自動車税還付の流れ

自動車税の還付手続きは、近くの税事務所で行います。ただし、その前に廃車手続きを運輸支局で済ませておく必要があります。

還付手続き自体はとても簡単です。税事務所の窓口で、自動車取得税・自動車税申告書を受け取り、そこに必要事項を書いて窓口に提出するだけです。地域によっては、書類の提出が必要ない場合もあります。

この手続きが終わってから2ヵ月ほど経つと、自宅に納付通知書が送られてきます。その通知書と印鑑、身分証明書をもって銀行などの金融機関に行けば、そこで自動車税の還付金を受け取ることができます。

しかし、自動車税や住民税、固定資産税などの滞納がある場合は、還付金から差し引かれます。滞納している金額にもよりますが、このような場合は、還付金が返ってこないことが多いです。

自賠責保険料の返金を受ける方法

登録されている自動車には、自賠責保険が必ず付いています。しかし、廃車にするときは自賠責保険を解約することになります。自動車税と同様に、保険の有効期限が1ヵ月以上残っていれば、返金を受け取ることができます。

自賠責保険料の還付を受けるには、まず運輸支局で廃車手続きを行う必要があります。廃車手続きを行うと、登録事項等証明書(もしくは登録識別情報等通知書)が交付されます。これ(廃車証明書)がないと自賠責保険の解約はできません。ですから、「最初に廃車手続きを行う」と覚えておきましょう。

自賠責保険の解約をするには、保険会社に連絡をします。さらに、以下の書類も用意しましょう。

【自賠責保険の解約に必要な書類】

  • 登録事項等証明書のコピー ※永久抹消登録の場合
  • 登録識別情報等通知書のコピー ※一時抹消登録の場合
  • 自賠責保険証明書
  • 印鑑
  • 還付金の振込先となる銀行の情報(キャッシュカードまたは通帳)

これらの書類を用意すれば、自賠責保険の解約ができます。ただし、保険会社によって必要書類は異なることがあるため、あらかじめ確認しておきましょう。

還付される自賠責保険料は、「廃車手続きをした日」から計算されるわけではなく、「自賠責保険の解約を受理された日」から計算されます。ですから、廃車手続きが終わったら、速やかに自賠責保険の解約を進めましょう。

自動車の任意保険は解約する?継続する?

車を買い替える場合、任意保険は解約する必要はありません。保険はそのままで、契約上の車両を変更すれば問題ありません。

また、車を廃車にする場合でも、任意保険を継続することは可能です。ですから、廃車にしてから新たに車を購入する予定であれば、任意保険は解約せずにそのまま継続します。

しかし、今後、車に乗ることがない場合は、任意保険を解約しましょう。そのまま加入していても無駄に保険料を払い続けることになります。任意保険料も残りの期間に応じて返金されます。ですから、加入している必要がなくなった時点で、速やかに解約手続きを進めてください。

ただし、また車に乗る可能性のある人は注意する必要があります。任意保険には「等級」があり、等級が高いと保険料が安くなる仕組みになっています。しかし、一旦解約すると、これまでの等級はなくなってしまいます。ですから、また車に乗るときは、任意保険に新規で加入することになります。

新規加入するということは、等級ランクも基本ラインから始まります。ですから、今まで等級が高かった場合は、保険料が上がってしまうのです。

任意保険は、事故を起こさないほど等級が上がり、保険料が安くなります。ですから、もし今後まだ車に乗る可能性がある場合は、解約を慎重に検討しましょう。

その場合、任意保険を「中断処理」することもできます。中断処理とは、それまでの等級を保留しておくことです。この手続きをしておけば、また車に乗るときに過去の等級を引き継ぐことができます。

また、等級はそのままキープできますが、保険料がかかるわけではありません。ですから、ユーザーにとってデメリットはないのです。もし廃車後に車に乗る場合は、「中断処理」の手続きをしておくことが賢明です。

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