廃車にするタイミングはいつ?年式と走行距離の基準とは?

大切に乗っている愛車でも、いつかは廃車にする日を迎えることになります。車は消耗品ですから、どれだけ大切に乗っていても、これは仕方のないことかもしれません。

それでは、どのタイミングになったら廃車にするのでしょうか。

そこで今回は、廃車にするタイミングと「年式」や「走行距離」との関係について詳しく解説しようと思います。

廃車の基礎知識

最近、年のせいか、身体が重たい、体調が優れないといった症状はないでしょうか。

車も同様に、年式が古くなればなるほどコンディションは悪くなります。どれだけ大切に乗っていても、いつかは走行できなくなります。車は鉄の塊ですから、時間の経過と共に劣化するのは避けられません。

再び修復して乗ることができない車は、いわゆる「廃車」にすることになります。これを正式には、「永久抹消登録」といいます。この手続きは、車を解体スクラップにしたあと、登録上の抹消を行うことです。車としての役目を終えたときに、最終所有者はこの手続きを行うことになります。

しかし、廃車には「一時抹消登録」という手続きもあります。これは、長期の出張や入院などで、しばらく車に乗らなくなるときに行う手続きです。文字どおり、一時的な抹消になるため、再度登録を行えば、その車をまた使えるようになります。ですから、一時抹消登録の場合は、車を解体スクラップにすることではありません。

これらの廃車手続きは、管轄の運輸支局で行います。また、軽自動車の場合は、軽自動車査定協会で行います。

廃車になる車は、そのままリサイクル法に基づいて解体されます。しかし、すべての車がスクラップになるわけではありません。利用価値のある車であれば、中古車として販売されるケースもあります。また、国内で売れない中古車でも、海外へ輸出することも多いです。

このように、使われなくなった車は何でも廃棄するのは昔のことです。今は、輸出したり部品として再利用したりして、できるだけ無駄のないように循環させる社会になっています。

廃車時の年式の目安

それでは、廃車にするタイミングと年式について考えてみましょう。

今の車は耐久性に優れているため、10年や20年でも走行することは可能です。その後も修理を丁寧に行えば、さらに長く乗れることもあります。昔の車は年式10年くらいになると、故障が頻発することが多かったです。そのため、「車の寿命は10年」という一般的な認識がありました。

しかし、耐久性が格段に上がった現在の車には通用しません。より丈夫により安全になっている今の車は非常に長く乗れるのが現状です。ですから、年式10年程度であれば、まだまだ十分に乗り続けることは可能です。

しかしながら、大きな事故で車を損傷させてしまった場合や、修理費が非常に高額になってきた場合は、「廃車」という選択肢も考えるのではないでしょうか。もしくは、古い車種になると、部品自体が生産されなくなることもあります。その場合は、現実的に修理は不可能になります。

このような場合は、廃車もやむを得ません。ただ、これは車種やその車のコンディションによって異なります。新車当時から、丁寧なメンテナンスを繰り返していれば、10年経ってもほとんど問題が生じないこともあります。しかし、定期的なメンテナンスを怠っていれば、5年程度で不具合が生じることもあります。

また、購入してすぐに事故を起こしてしまったら、年式に関係なく、廃車にせざるを得ないこともあります。ですから、廃車にするタイミングと年式はほとんど関係ないといっても過言ではありません。

それよりも、その車のコンディション次第になります。「部品がなくて修理できなくなった」もしくは「修理費が高額になってきた」という場合は、廃車も選択肢として考える必要がありそうです。

しかし、そうでなければ、その車にまだまだ乗り続けることは可能です。車を手放す、または買い替えるという選択は、ユーザー次第ということになります。したがって、廃車にするタイミングは、車のコンディションを見て慎重に検討するようにしましょう。

廃車時の走行距離の目安

ただし、廃車を検討するとき、走行距離には注目するべきです。なぜなら、走行距離は、その車の消耗度合と直結するからです。たとえば、走行距離が10万kmを超えてる場合は、それなりに車も消耗されていることが想定できます。

ただ、車のコンディションによっては20万kmまで走行することも十分に可能です。実際に、海外などでは、日本の中古車を修理して100万kmまで乗り続けることもあるそうです。

したがって、走行距離はその車の消耗度合に目安にはなります。しかし、「走行距離が何万km越えたら廃車にしよう」とは一概に言い切れないのです。なぜなら、はやり車のコンディションはそれまでのメンテナンスの仕方が大きく影響するからです。ですから、あくまでも車の状態を見たうえで、廃車にするのかを判断する必要があります。

注意しておきたいのは、「年式が古いにも関わらず、走行距離の少ない車」です。一見、走行距離が少ないため、良いコンディションを保っているように思えます。しかし、車はある程度走行することでコンディションを保つという側面があります。つまり、走行距離が少なすぎる車も問題なのです。このような車の場合、走行距離が少なくても、エンジンなどに不具合が生じる可能性があります。

まとめ

結局のところ、車のコンディションはさまざまな要因が影響します。ですから、廃車にするタイミングを年式や走行距離が決めることはできないのです。

それよりも、もっと直接的な故障や不具合が生じたときが「廃車を検討するタイミング」になります。もしできるだけ長く乗りたいというのであれば、定期的なメンテナンスは必須です。いつまで乗れるのか不安なようであれば、メンテナンスのときに車の状態をしっかり聞いておきましょう。そうすれば、古い車でも安心して乗ることができますし、廃車のタイミングも想定することができると思います。

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