普通車と軽自動車を廃車にするときの費用相場

車を手放す際、買取店でも値が付かないことがあります。そのような車を手放すときは、廃車手続きを行うことになります。しかし、廃車にはいくらかかるのでしょうか。

今回は、廃車手続きにかかる費用について詳しく解説します。

廃車手続きの費用項目には何がある?

廃車手続きには、さまざまな費用がかかります。その費用内訳は、以下のとおりです。

【廃車費用の内訳】

  • 解体費用
  • リサイクル料金
  • 永久抹消登録費用
  • 運搬費用(車を自走で解体工場に持ち込めない場合)

一般的には、廃車にするとこれらの費用がかかります。それでは、それぞれの項目について詳しく説明します。

解体費用について

廃車にするときは、ガソリンタンクやエンジンなど、たくさんのパーツを車両本体から取り外して解体することになります。そのときにかかるのが解体費用です。

取り外されたパーツ・部品は、中古品として市場で販売されるケースもあります。また、部品として販売できない部分に関しては、スクラップ(鉄くず)にして、それ自体を販売することもあります。

ですから、廃車を買い取る業者に依頼した場合、解体費用を請求されるケースというのは稀です。むしろ、それらの部品や素材に価値を見いだすことができるため、買取り価格がつく可能性があります。

リサイクル料金について

リサイクル料金は、主に「フロン類の回収費用」「シュレッダーダスト費用」などの内訳になっています。リサイクル料金の支払いは、自動車リサイクル法で義務づけられており、車を廃車にする人は、「廃車にかかる費用の一部」を負担しなければいけません

ただ、リサイクル料金は車を購入したときに支払っているケースが多いです。すでに支払っている場合は、廃車のときに請求されることはありません。

ちなみに、リサイクル料金は車のタイプによって異なります。リサイクル券に金額が書かれていますから、気になる人は確認してみてください。

永久抹消登録費用

廃車手続きを行うときは、車の解体を行い、そのあとで運輸支局に行って永久抹消登録の手続きが必要になります。この手続きを済ませれば、自動車税や自動車重量税の還付を受け取ることができます。

ちなみに、軽自動車の場合は、「永久抹消登録」ではなく「解体返納」という手続きになります。ただ、意味合いは同じです。また、軽自動車を廃車にしても、還付金額は小さくなるため、自動車税などの税金は返ってきません。

永久抹消登録の手続きは、専門業者に代行を依頼するケースが多いです。ただ、その場合は、手数料として代行費用を支払うことになります。

しかし、運輸支局に行けば、この手続きを自分で行うこともできます。その際、法的な費用は必ず発生しますが、手数料などはかかりません。手続きを自分行う場合は、以下の費用がかかります。

  • 住民票の発行 :300円程度(自治体によって異なる)
  • 印鑑証明書  :200~400円程度(自治体によって異なる)
  • 申請用紙代  :100円程度

永久抹消登録の手続きには、これらの費用がかかります。代行手続きを依頼するときは、これらに加えて代行手数料が発生します。

運搬費用

事故や災害などで車の損傷が激しい場合は、自走で解体工場まで行くのが難しくなります。その場合、壊れた車を業者に輸送してもらう必要があります。そのときにかかるのが運送費用です。

ただ、もちろん自走して解体工場に持ち込むことができれば、運送費用はかかりません。

普通自動車と軽自動車の廃車にかかる費用の相場

ここまでは、廃車費用の内訳について解説しました。それでは、具体的に料金はいくらかかるのでしょうか。

普通自動車の廃車費用の相場

  • 【解体費用】10,000~30,000円程度 ※依頼業者によって異なる
  • 【リサイクル料金】10,000~13,000円程度 ※購入したときに支払い済
  • 【永久抹消登録費用】5,000~20,000円程度 ※代行業者によって異なる
  • 【運送費用】10,000~30,000円程度 ※運送距離によって異なる

 

軽自動車の廃車費用の相場

  • 【解体費用】10,000~30,000円程度 ※依頼業者によって異なる
  • 【リサイクル料金】8,000~10,000円程度 ※購入したときに支払い済
  • 【解体返納費用】5,000~20,000円程度 ※代行業者によって異なる
  • 【運送費用】10,000~30,000円程度 ※運送距離によって異なる

 

普通自動車と軽自動車の廃車費用を比べてみると、それほど大きな違いはありません。リサイクル料金に関しては、軽自動車のほうが若干安くなります。ただ、リサイクル料金はすでに支払っているケースがほとんどですから、廃車のときにはかかりません。

廃車にする場合でも、その車を買い取ってくれる業者を探そう

廃車にするときは、上記のような費用がかかります。ですから、ある程度の費用負担は仕方のないことです。

しかし、車を解体したときのパーツや素材、スクラップなどは、市場で値段をつけて取り引きされています。つまり、廃車にする車でも「価値がある」ということです。ですから、廃車にする場合は、その車を買い取ってくれる業者を探すことをおすすめします。

また、本来であれば、廃車にするときに自動車税や自動車重量税、自賠責保険料などのお金が返ってくるはずです。しかし、業者に依頼する場合は、それらの還付金は業者が受け取り、そのまま利益にしているケースもあります。

ですから、このことを考えると、廃車にする車でも十分に価値があると理解できると思います。したがって、その車をしっかり値段をつけて買い取ってくれる業者を探すことが重要になります。

業者によって買い取ってくれるところとそうでないところがありますから、廃車を依頼するといくらかかるのか見積もりを取りましょう。その上で、どこの業者に依頼するかを決めることが大切です。

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